経営戦略 人材マネジメント 顧客開拓 販売促進なら 那由他ジャパン

一般社団法人 那由他ジャパン
電話番号
お問合せはこちらWEBからのお問合せは

コラムcolumn

増え続ける高齢者 これからの民間福祉サービスを考える

AT108

巨大化する高齢者市場

65歳以上の老年人口は、2013年12月1日現在3163万4千人で、前年同月に比べ116万1千人増加しています。(総務省統計局より)
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、平成47年には3人に1人は高齢者になると見込まれています。

この年代層をターゲットとする巨大な需要が生み出されています。
平均寿命の延びや子供数の減少により、老後を子供に頼らず、年金や貯金を使って自力で生きて行こうと考える高齢者が増えた結果、従来ゆとりのある資産をもとに、シルバー層が積極的に民間サービスを利用する意思が強くなってきたと言えます。

民間のシルバー向けサービスの課題

シルバー関連サービスは1980年代後半から民間企業が積極的に参入し、サービスの幅を広げてきました。
民間シルバービジネスは、民間の創造性や効率性を活かし、きめ細かい商品やサービスを開発することができるので高度化し、多様化する高齢者のニーズに幅広く対応できるメリットがあります。

しかし、福祉という公的な性格に深い関わりをもつ分野だけに、参入する企業にも健全な取り組みが求められています。

シルバーサービスはこれまで、厚生労働省をはじめとする行政側が主導権を握る形で取り組んできており、民間企業によるシルバー関連サービス参入はようやく馴染んできたと言っても良いでしょう。

そんな中でも、シルバー人口は拡大するばかりですので、商品やサービスの供給体制がより整備され種類や価格などの面での選択の幅が広がれば、シルバー層の潜在的な需要を掘起し、マーケットはさらに拡大していくことでしょう。

そのためには、地方自治体との価格格差をどう縮めるかが問題となってきます。

行政と民間の協力が大切

シルバーサービスの主なものには、在宅介護サービス・訪問介護サービス・緊急通報サービスなどがあります。
これらの内、介護関連サービスに関しては行政側のサービスもあるため、民間と行政のサービスが競争する形となります。

民間企業側でも、ニーズの高度化・多様化に対応した商品やサービスを提供することはもちろん、質の向上や低価格化、安定した供給体制づくりのための整備が必要となるでしょう。

シルバー層の基本的なニーズに対応し、尚且つ公的で安価な福祉の充実をめざす行政側と、創造性や効率性を適切に発揮し、シルバー層のニーズを敵増したきめ細かいサービスを提供する民間企業は、お互いのもつ長所を発揮し、問題点を補完し合うような協力体制づくりこそが、今後ますます大切になってくるものと言えます。